■インターネット高速化について
前置きが長くなりましたがインターネット回線を高速化する方法を説明します。ただし契約している速度以上は出ません。あくまでも契約している各プランの最高速度に近づける方法です。
ブロードバンド回線を単にパソコンに接続しても思ったように速度がでない場合が多いです。 これはOS(WindowsXP)のチューニングの章でも説明したようにユーザーがどのようなインターネット回線を利用するかOSメーカーはわからないため誰でもそこそこ使える汎用的な設定になっているためです。
蛇足ですが世界を見わたしても日本ほどブロードバンド環境が整った国はありません。 信じられないかもしれませんが、各家庭に光ファイバーケーブルを引き込むFTTHサービスをしている国は日本だけです。
インターネットを高速化する方法としてはハードウェアによる方法とOS(WindowsXP)のチューニングによる方法があります。一番ベストなのは両方を合わせて行うのが一番効果的です。
■ハードウェアによる高速化
ちょっと専門的になりますがインターネットに接続するためにはある約束事(プロトコル)が決められています。一般的なのがPPPoE規格と呼ばれる方法です。WindowsXPなどは標準でサポートされており、通常この接続規格でインターネットに接続しています。
WindowsXPではパソコンでこのPPPoE接続の処理を行っています。高性能なパソコンであればあまり負担にはならないのですが、若干CPU等の性能が低い機種や古いパソコンなどではこの処理自体がパソコンの負担になっています。
そこでこのPPPoE接続の処理をパソコン以外の機器で行えばその分パソコンの負担が減りパソコンでの作業(アプリケーションの処理)が快適になります。
そこで必要となるのがルーター(ブロードバンドルーター)と呼ばれる周辺機器です。いまでは電気屋さんに行けばかなりの種類が販売されています。価格もそれ程高価ではなくお手ごろです。(相場は3千円〜3万円と幅が広く高価なほど速度や機能が豊富になります)
ルーター(ブロードバンドルーター)の主な機能は次のようなものです。
・インターネット接続機能(PPPoE接続機能)
・1本のインターネット回線を複数パソコンへ分配(4,5台程度)
・外部からの不正進入防止(ファイアーウォール機能)
・最近では無線機能が付属しコードレスでのパソコン接続機能を有するものも多い
WindowsXPなどの場合、ルーターにネットワークの設定をしてしまえば基本的にパソコン側のネットワークの設定はデフォルトの設定でいいのでほとんどはルータとパソコンをLANケーブルでつなぐだけでインターネットに接続できます。(ルータのネットワーク設定はパソコンから行う場合がほとんど)
基本的にルーターは電源を入れっぱなしで使用するためパソコンを立ち上げるとすぐにインターネットにつながるので楽です。無線機能付き(無線LAN)ルーターであれば家の中どこでもインターネットに接続できる環境を作ることができるのでLAN配線にも悩まないで済みますのでおすすめです。
ただし、無線LANで気をつけなければならない点がいくつかあります。
・無線LANの場合,実際のデータ転送速度は半分程度になってしまします。
IEEE802.11a方式(54Mbps→25Mbps程度)
IEEE802.11b方式(11Mbps→6Mbps程度)
IEEE802.11g方式(54Mbps→25Mbps程度)
・セキュリティーの設定をきちんとしないと盗聴されたり勝手に使われる
・セキュリティーの設定をすると暗号化するため速度が落ちる
・電波なので障害物や妨害電波の影響を受けて切れたり速度が落ちる場合がある
上記のように手軽な反面、無線LANを使用する際は無線の特性に注意してください。
無線LANは速度的には54Mbpsが最速で実際はその半分の速度しかでないのが現状ですが、もう少しすると実速度が100Mbps程度可能となる方式が規格化される予定なので将来は有望なブロードバンド方式になると思われます。
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